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紙資料を未来に残す

酸性紙は酸性物質の影響によって、徐々に脆くなり、やがて崩壊してしまいます。その過程は遅い速度で進むため、人の目には見えにくい現象ですが、酸性劣化は確実に進行し、次第に紙の強度を弱めます。

大切な資料の情報を保存する方法として、他の記録媒体、とりわけデジタル媒体などに複製する手段があり、代替資料は原物資料とともに資料の利用にとって有効な手段となっています。しかしながら、これらの新しい媒体はまだ歴史が浅く、将来の保存性は未知数であることを心に留めておかねばなりません。一方の紙はすでに数千年にわたる、その極めて長い寿命が人類の歴史の中で証明されており、計り知れない知識と情報を今日に伝達してきました。

歴史的文化遺産である資料を原物で保存するためには、劣化が進行する前に、予防的な保存処置として早期の脱酸処置を行うことをお薦めします。

酸性紙とは? 

紙は多くの繊維が層状に重なった状態で適度なしなやかさと丈夫さを兼ね備えています。しかし、ひとたび紙の酸性化が始まると、繊維を構成しているセルロースは次々と分解され、紙は急速に脆弱化します。

紙の酸性化は19世紀半ばに発展した大量製紙・大量印刷技術に端を発します。当時、化学処理を施した木材パルプが紙の主原料となり、インクのにじみ止めとしてロジン(松脂)と硫酸アルミニウム(硫酸バンド)が使用されました。しかしこの硫酸アルミニウムが酸性で、紙を酸性化させる最も大きな原因となりました。

また、紙の酸性化が進行すると紙つまりセルロースは自ら様々な酸性物質を作り出すことが知られています。このため、紙の酸性化が進行するとその分解は加速する性質を持っています。

酸性劣化が心配される紙資料 

紙の酸性化を促進させる硫酸アルミニウムは1850年から1980年頃までに生産された多くの洋紙に使用されており、この頃の紙はほとんどが酸性紙であると言えます。また、にじみ止めが施されていない和紙の場合、保存環境さえ良好なら長期に渡る保存と利用が期待できます。しかし和紙であってもドウサなどのにじみ止めが施され、硫酸アルミニウムが含まれる場合には酸性劣化が徐々に進行しますので、紙の酸性度を確実に点検して下さい。

脱酸性化処理の目的 

脱酸性化技術では、紙の中に発生した酸を中和し、長期にわたって紙の内部をアルカリ性に維持すること(アルカリ・リザーブ)が最も重要な目的です。つまり脱酸性化技術とは酸性劣化を抑止する処理であり、すでに劣化が進行した紙を復元させる技術ではありません。劣化が進行する前に脱酸性化処理することによって、紙の長期利用における最大の効果が期待できます。それは、最終的に資料への物理的負担を軽減し、また資料の保存処置にかかる費用を軽減することにもつながります。

お問い合わせ 

その他、ブックキーパー脱酸性化処理に関するお問い合わせ、トライアルのご用命は、下記までお願い申し上げます。

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